三谷幸喜監督作品 『ステキな金縛り』のロケ

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三谷幸喜監督作品

『ステキな金縛り』のロケ

2011年10月30日 

2011年10月29日、三谷幸喜監督作品『ステキな金縛り』が公開になりました。

公開初日、映画館に観に行ってきました。土曜日ということもあって満員御礼の状態の館内でした。

「なんだ、単に映画を観に行って来たという話か!」と思われるでしょうが、違います。

実は、このパトカーの値段とかLinuxでのサイトのつくり方等を紹介しているこのサイトの運営者である私が、

なんと!この映画に出ています、と言ってもちょこっとですが・・・

この映画に登場する裁判所、その外観と中の一部は名古屋市役所本庁舎が使われています。


「裁判所」実は、ベニヤで作られた塀
後ろは名古屋市役所庁舎


普段の市役所

市役所内の玄関ホール

ロケは、昨年(2010年)の7月の晴天の暑い休日でした。

200人から300人くらいのボランティアエキストラ(正確な人数は知りません)が集められ、私もその中の一人でした。

たまたま「警備員をお願いします」とスタッフに声をかけられ、警備員の制服を着ました。

本編では、中井貴一さん演じる検事小佐野徹が裁判所の玄関ホールで深津絵里さん演じる弁護士宝生エミに声を掛けるシーンで、その玄関ホール上の踊り場の通路入り口に立っている警備員が私です。

その他に傍聴を求める人達が裁判所の外から中の階段(名古屋市役所庁舎内)を傍聴の抽選券をもとめて並んでいるシーンがあり、踊り場のエレベーター前に立っている警備員も私なのですが、こちらは判りにくいかも知れませんね。ほぼ「ウォーリーをさがせ」状態です。

傍聴しようと集まった人々のシーンの撮影では、市役所の外も使われて多くの報道陣(エキストラ)も集まって騒然となっている場面なので、ロケ現場では、休日の市役所で「何事が起きているのか!」と市役所の前の道路を走る名古屋市営バスの運転手が速度を落としてまさかのわき見?しながら走っていったり、他の一般車も止まったりして、一般の通行の整理をスタッフが必死に行ってました。

この映画は、妻の殺人容疑をかけられた被告人、しかし、事件のあった時は旅館で金縛りにあっていたと言うアリバイが。被告人の弁護士をする深津絵里さん扮する宝生エミはその旅館で同じように金縛りに!そして西田敏行さん演じる落ち武者の幽霊と出会い、法廷で証言をするように懇願します。しかし問題が!その幽霊は見える人と見えない人が。そして前代未聞の幽霊が法廷で証言する?と物語が進んでいきます。果たして証言は可能か?被告人は無実なのか?犯人は誰?

物語そのものが奇想天外でエキストラに参加したときはどんな話になるのかと思っていました。しかし、完成した映画を観て、登場する名称の一つ一つからも三谷さんらしいユーモア、出演者とその出演者の皆さんのコミカルなやり取り、なに一つとっても三谷作品らしさがあり、そして、全体を通して三谷幸喜さんのこれまでの映画で一番笑える映画であること間違いないです。映画館に足を運んで後悔しない映画であること確かです。

私は、わずか2カットですが、このようなとても素晴らしい作品に参加できたことを誇りに思います。

【公式サイト】

ステキな金縛り公式サイト