『新幹線大爆破』昭和50年東海道・山陽新幹線ダイヤグラムデジタル再現

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『新幹線大爆破』昭和50年東海道・山陽新幹線ダイヤグラムデジタル再現

2025年1月22日 

本システムは現在開発中のプロトタイプです。すべての機能の動作テストと動作保証はされていません。

昭和50年(1975年)の東海道・山陽新幹線の列車運行図表(ダイヤグラム)をデジタル再現しました。

昭和50年は、岡山~博多間が開業、新幹線が東京から博多まで繋がった年です。また、この年は『動脈列島』、『新幹線大爆破』といった新幹線を題材にした映画が立て続けに公開された年でもありました。動脈列島では、岐阜羽島の名神高速道路で撮影された新幹線と並走し有害な電波で止めるシーンはすごいの一言です。

『新幹線大爆破』海外DVD向け予告 昭和50年東映


『動脈列島』予告 昭和50年東宝

昭和50年の新幹線運行図表には、『新幹線大爆破』に登場したひかり109号のスジもしっかり書かれています。ひかり109号は実在しているのです。運行図表中では109Aと記載があり、東京駅を9時48分に出発、途中、名古屋、京都、新大阪、新神戸、姫路、岡山に停車の後、岡山からは各駅停車で、終点の博多には、17時36分に到着する列車です。

映画の中では運行指令長の宇津井健さんが運行図表(ダイヤグラム)を手にもって、列車の指示をしているシーンが描かれています。





今回、作成したダイヤグラム(下記画像)赤い線が109Aで、その左にある太い青い線が浜松を過ぎたところで故障で停車するひかり157号があります。


画像が拡大できます

現在の東海道・山陽新幹線の運転時刻は、15秒刻みですが当時は30秒刻みでした。データは、当時の時刻表と運行図表の第二版を基にしていますが、今回はシステムの動作チェックが主な目的だったので、運転時分は厳密には再現ができていません。折返しや回送は、車両運用表を基に再現しています。

当時の運行図表
実際の昭和50年の新幹線列車運行図表

また、当時は、品川駅が開業前で車両基地である東京第一運転所があり、現在の大井の車両基地は大井支所という形で規模も現在の半分ほどでした。

PC専用 ※スマホでは操作ができません

昭和50年東海道・山陽新幹線運行図表 印刷レイアウトモード

昭和50年東海道・山陽新幹線運行図表 編集モード

スマホ専用

昭和50年東海道・山陽新幹線運行図表 印刷レイアウト版

昭和50年東海道・山陽新幹線運行図表 分割表示版

※印刷レイアウトモードは、印刷レイアウトの状態で表示され、編集モードは、時間軸と駅軸、スジ表示エリアがそれぞれ分割されています。

※このシステムの技術は、特許で保護されています。

今回は、実際の運行図表同様に東京、博多の折返しの他、三島、名古屋、新大阪、岡山、広島での構内に引き上げるスジも引いてあります。


その他、列車のスジには回送、季節列車などの不定期列車のマークも記載され、運転時刻にもその記載をしています。

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東京や三島などで折返しや構内への引上げのスジを描画
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現在、採用されている方式で新大阪駅構内のスジを描画
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印刷レイアウトでは停車場情報や電力区分の表示も可能

使い方

ダイヤグラムの上下左右の移動

ダイヤグラムを左右上下に移動する場合、画面上のコマンドバーの矢印ボタンで移動させる。

[Shift]キーとマウスの左ボタンを押しながら移動させたい方向に動かす。

画面の拡大縮小

[Shift]キーを押しながらマウスのホイールを回す。[Ctrl]キーとマウスのホイールで拡大縮小は無効になっている。

原点復帰

ダイヤグラムが画面上から外れてどこに現在位置があるか分からない場合、コマンドバーの[原点]で起点に復帰する。

※まだ、すべての機能が完全に動作しません。

その他の詳しい使い方はこちら

このシステムの今後

このシステムをつくった目的は、昭和50年の新幹線ダイヤを作成するのではなく、汎用的な列車運行図表等を作成することが目的です。現在、列車運行図表の作成のみですが、今後は車両運用、乗務員運用、スタフ、列車運行シミュレーション、原価計算シミュレーションが作成できるシステムにしていく予定です。