2009年8月10日
前回、HTMLファイルで、デザインを統一させる方法を紹介しました。しかし、前回の方法は、Apacheのincludeをつかって、記事の一つ一つをHTMLファイルを創って、FTPを通して掲載するという方法でした。でも、FTPを使ったりincludeを書いていくのも面倒ですよね。それを解決する方法が、あります。それは、SQLサーバというデータベースを使うことです。また、これを実行するためにJAVAを使います(Java Scriptとは違います)。
単なるHTMLファイルだと、サイトを動的に扱おうとすると、自分自身でHTMLファイルでを書き換えて掲載していくというのは、不可能ですが、SQLやJAVAを使うと、それらも簡単です。初心者の方には、JAVAよりPHPというプログラミング言語の方が簡単ですが、ここではJAVAを紹介します。
詳しいことをお話しする前に、準備が必要です。今回は、サイトコンテンツ作成のためのPC版を紹介します。すなわち、実際にWeb上に公開しているLinuxサーバー上で、コンテンツの作成を行ってしまうと、すぐにWeb上に反映されてしまい困るので、そのため普段使っているパソコン上で同じ環境をつくり、そこで、テストをした上で、Linuxサーバー上に移植するという方法を取ります。
サーバー機器今回は、通常のPCで大丈夫です。Linuxでの構築は、後日、紹介します。
Apache2.2
http://httpd.apache.org/Apache2.2をダウンロードとインストールをしてください。サイト名やメールアドレスを聞かれますが「localhost」「root@localhost」で入力すれば、問題あれません。後で変更が出来ます。
インストール完了後、「スタートメニュー」から「プログラム」「Apache」「Control Apache Server」の中から、「Start」というものをクリックしてください。
そして、ブラウザーで「http://localhost/」にアクセスして、「ページエラー」などの表示がでなかったら、成功です。
JDK6
http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html
いろいろなソフトが一緒になったものがありますが、JDKだけで良いので、「JDK 6 Update 18」という項目のソフトをダウンロードして、インストールしてください。
Tomcat5.5
http://tomcat.apache.org/download-55.cgi
Tomcat5.5でご自身のシステムにあったものをダウンロードしてください。インストールするときに、「ポート番号」を聞かれ通常は”8080”になっています。変更をせず、そのままインストールしてください。通常Webは80番ポートですが、すでにApacheが80番ポートを使用しています。また、Tomcatは、環境変数の設定が必要です。これについても、次回にいたします。
MySQL Server 5.1
http://dev.mysql.com/downloads/mysql/5.1.html#downloadsこちらで、ご自身のシステムに合ったものをダウンロードしてインストールしてください。インストールの際は、ウィザードのままで特に変更をせずにそのまま「OK」で大丈夫ですが、最後の「root」のパスワードについては、必ず覚えて置いてください。後からの確認はできません。
それでは、サーバーが稼動するかどうかの確認です。
次回:ページがたくさんあるサイトを創りたい(その3)インストール編2
前回:Linuxでサイトをつくる - ページがたくさんあるサイトを創りたい!!
※なお、私の構築の備忘録を兼ねて作成しており、一部、記憶に頼っているところもあるので、間違いがあれば、ご指摘いただければ幸いです。その他、私が実際にサイトの構築に参考にした書籍を紹介しておきます。
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