Eclipse 2021でTomcat AJPを使う備忘録

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Eclipse 2021でTomcat AJPを使う備忘録

2021年7月11日 

EclipseでTomcatのプロジェクトを作成するとき、多くは[http://localhost:8080/]でアクセスして動作確認をすると思いますが、私の場合、ドメイン[http://xxx.test.fbijobs.jp/]でHTTPのApache80番ポート経由で動作確認しています。

その理由は、本番の動作環境に近いからです。

今回、Eclipse 2021がリリースされたに伴い、AJPの設定に少し苦労したので備忘録として残します。

まず、Tomcatのサーバの構築ですが、[ファイル]>[新規]>[その他]>[サーバ]でTomcatを構築し、[プロジェクト・エクスプローラー]内に[Servers]ができます。

この[Servers]の中に[<Tomcat9>-config](<>内は自身が名付けたサーバー名)の中に[server.xml]があります。Eclipseで開いても編集ができないので、右クリックして場所を確認し、その場所にある[server.xml]を別のテキストエディタで開いてください。

次の箇所をコメントアウトして有効にします。また、私はIpv6の環境ではないので[::1]を[localhost]に変更します。

    <Connector protocol="AJP/1.3"
               address="localhost"
               port="8009"
               redirectPort="8443" />

しかし、この設定のみではTomcatを起動すると[重大: コンポーネント[Connector[AJP/1.3-8009]]の開始に失敗しました。]とTomcatの起動はできるのですが、AJPの接続ができません。

先ほどの中に

secretRequired="false"

を追加して下記のようにしてください。

    <Connector protocol="AJP/1.3"
               address="localhost"
               port="8009"
               secretRequired="false"
               redirectPort="8443" />


以上